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執筆者の写真Kentaro Murakami

GWを利用してイソスミレを


 まだ,調査するというところまで至っていないのですが,昨年,初めて見た道内のイソスミレをGWを利用して,探しに出かけてみました。といっても,道北・道東までは行けないので,道南・道央までですが。


 まず昨年見かけた海岸をぶらっと一周しました。去年は数株を見ただけでしたが,今回は,わらわら生えているのを確認しました。100個体以上は余裕であるでしょうか。不法投棄がある海岸のようですし,浜の中に車が入っているような形跡もあって,人為的かく乱が大きそうな海岸なのですが,どうしてここにこれだけの個体数が残ったのか不思議です。


 近傍の別の海岸もあちこち見まわって,なかなか見つからなかったのですが,ようやく発見。イソスミレは,太平洋側の砂浜では何か所か残存しているようです。過去の記録だと,日本海側の海岸でも記録があるのですが,今回は見つけられませんでした。週末にもう一度,探してみようかな?黒田・鐵(2020)の研究論文で,全国のイソスミレ群落が調査されていますが,北海道では一カ所のみが扱われていました。私が発見した場所は調査対象になっていないようですし,きっちり調べて残存状況を記録しておくのも大事な仕事かもしれません。


 しかし,花が咲いていないと,なかなか見つけられなさそうで,5月の早い時期に調査しないと・・・ってところがネックです。イソスミレの葉はハマヒルガオの葉とちょっと似ていますし。


 季節柄,ハマハタザオが各地で咲いてきれいでした。ほかの海岸植物の開花はこれからといった感じですね。



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