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執筆者の写真Kentaro Murakami

比叡山坂本



京都市で石垣(石積み壁)に生育するシダ植物の調査をしており,論文化中ですが,少し確認したいことがあって,フィールドを再訪問。ギフベニシダ(石垣によく生えている;あちこちで見かけるが普通種ではない;地域によっては絶滅危惧指定もあり)はすくすくと育っていて元気でした。


時間が余ったので,場所を移動して,滋賀県の比叡山坂本駅周辺の石垣を見に来ました。

ここは,比叡山延暦寺の門前町で,石垣のメッカとも言われています。穴太衆(あのうしゅう)と言われていた石工集団がおり,自然石を加工しないで組み合わせた石垣(「穴太積み」と呼ばれています)が多数見られ,ギフベニシダが生育しているのではと思ったからです。


実際,このフィールドでもギフベニシダが確認されましたが,京都の市街地ほどの個体数ではありませんでした。



こちらは普通種ベニシダ。あちこちに普通に見られます。




へんてこなホシダ・・・とスルーしてしまいそうですが,イブキシダが生えていました。ちょっとレアかもしれません。



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